あつぎ郷土博物館企画展「記録されたあつぎの災害」の講演会に登壇します。
あつぎ郷土博物館では、ただいま企画展「きろくされた厚木の災害―地震・神鳴り・禍事・やまひ―」が開催されています(10月4日(土)~11月30日(日))。企画展の展示会場はそんなに多くはありませんが、さまざまな「記録」によって厚木市を襲った歴史的災害についての興味深い展示です。言わば、地域からみた災害史、災害の地域史ですね。とくに2011年3月11日の東日本大震災以降、災害に対する防災や減災への意識が高まっています。研究分野でも歴史学はもとより、地質学や火山学、考古学などの研究も盛んです。今回はとくに歴史学からみた災害史ということで、この最終日の30日(日)の講演会に登壇します。タイトルは富士山宝永噴火と県央地域」です。
先月、10月25日(土)に退職した東海大学で「宝永富士山大噴火―金目川流域の被害を中心―」というタイトルで講演を行なったばかりで、なんだか似たタイトルになっておりますが、今回は金目川ではなくて、相模川流域の被害と復興への活動について地元の史料を使って解き明かしていきたいと思います。博物館は必ずしも便利な場所というわけではないですが(むしろ…^^;)、興味のある方はぜひお越しください。


