東海大学で富士山宝永大噴火についての講演会に登壇します!

来る10月25日(土)に東海大学湘南キャンパスで開催される東海大学文学部「知のコスモス」第43回の講演会に登壇します。タイトルは「富士山宝永大噴火―金目川流域を中心に―」です。宝永4年(1707)11月に起きた富士山噴火は、大量の火山灰を吹き出したことで、房総半島にいたるまで広範な地域に被害をもたらしました。当時は灰というより黒い砂のようなものだったので、「砂降り」「降砂」などと呼ばれていました。富士山の麓ではこれ3メートルも積り、相模国内でも1メートルから10数センチメートルの砂が積もりました。その中でも西相模を本拠とする小田原藩領はもっとも大きな被害を受けた地域でした。

また、西相模では降り積もった砂が酒匂川(さかわがわ)に流れ込んだことで、河床が高くなり、洪水の頻発を招きます。そのため研究も西相模と酒匂川に集中しているのですが、偏西風に流された砂は現在の神奈川県秦野市から伊勢原地域にも40センチメートルの砂が積もったことで大きな被害を受けています。そこで今回は、小田原藩領―酒匂川の被害状況をもとに、金目川(かなめがわ)流域の村々の被害と幕府の対策についてお話しします。

詳しくは下のURLをクリックしてください。よろしくお願いいたします!

10/25(土)知のコスモス「富士山宝永大噴火―金目川流域の被害を中心に―」開催

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